屋上が利用できる賃貸物件について
2019年04月19日
賃貸物件の中には、部屋だけでなく屋上が利用できる物件もあります。
また屋上が利用できる賃貸物件には、ベランダやバルコニーが利用できる賃貸物件とはまた違う利点があります。
したがって今回は、屋上が利用できる賃貸物件の利点や、屋上の使い方、そして屋上が利用できる賃貸物件を選ぶときの注意点について解説します。
○屋上が利用できる賃貸物件の利点
屋上が利用できる賃貸物件の利点は、何と言っても屋上をさまざまな用途で使えるというところです。
後述しますが、ベランダやバルコニーではできないこと、しにくいことであっても、屋上であれば快適に行うことができます。
また屋上は、本来屋根がある場所に設けられているスペースのため、高層階のマンションなどであれば、周りの景色を一望することもできます。
○屋上の使い方について
屋上が利用できる賃貸物件では、屋上をどのように使うことができるのでしょうか?
主な使い方は以下の通りです。
1.洗濯物を干す
ベランダやバルコニーでも洗濯物を干すことはできますが、賃貸物件によってはベランダやバルコニーがとても窮屈な場合もあります。
屋上であれば開放感のある場所で洗濯物を干せますし、屋根がないため陽が当たりやすく、洗濯物がよく乾きます。
2.バーベキューをする
屋上が利用できる賃貸物件の中には、事前に申請することでバーベキューができるところもあります。
海などに出かけて行うバーベキューと比べて、部屋がすぐ近くにあるため、移動や準備、片付けに時間がかからないというのも大きな利点です。
3.植栽をする
屋上はよく陽が当たるため、植栽をする場所としても最適です。
ベランダやバルコニーで植栽をする場合、スペースはかなり狭くなってしまうことが多いですが、屋上で行う場合はその心配も少ないです。
4.その他の使い方
屋上のその他の使い方としては、“昼寝をする”、“日焼けをする”、“読書をする”といった使い方が挙げられます。
あくまで賃貸物件のルールを守りながらにはなりますが、賃貸物件の屋上は、かなり自由度の高い使い方ができると言えます。
○屋上が利用できる賃貸物件を選ぶときの注意点
屋上が利用できる賃貸物件を選ぶときは、以下の点に注意しましょう。
1.ルールを確認する
賃貸物件には、“管理規約”というルールがあります。
もし屋上を利用して、バーベキューを楽しむことを目的に賃貸物件に入居したとしても、管理規約で火気の使用が禁止されている場合、屋上でバーベキューを楽しむことはできません。
したがって、入居を決める前に必ずルールは確認しておきましょう。
2.利用できるスペースを確認する
屋上が利用できる賃貸物件と言っても、屋上におけるすべてのスペースを利用できるとは限りません。
もし屋上のほんの一部しか利用できない場合、入居後に予定していた使い方で屋上を使えない可能性もあります。
したがって入居前に、どのスペースまで利用できるのかは確認しておくべきです。
3.利用許可について確認する
屋上が利用できる賃貸物件には、入居後自由に屋上を利用できる物件と、屋上を利用するたびにオーナーや管理会社に許可を取らなければいけない物件があります。
後者の場合は、早めに許可を取らないと思うように屋上を利用できない可能性があるため、利用許可についても事前に確認しておきましょう。
4.屋上が本当に必要なのかについて確認する
屋上が利用できる賃貸物件に入居する場合、本当に屋上が必要なのかどうか、入居前にしっかり考える必要があります。
屋上が利用できる賃貸物件は、通常の賃貸物件よりも賃料が高くなるケースも多いため、入居後ほとんど屋上を利用することがなければ、無駄な支出になってしまいます。
○まとめ
屋上が利用できる賃貸物件についてさまざまなことを解説しましたが、いかがだったでしょうか?
屋上をうまく使うことができれば、賃貸物件での生活を豊かにしてくれます。
ただしっかりルールを確認して利用しないと、契約違反や規約違反になってしまう可能性があり、また他の住人に迷惑をかけることにもなりかねないため、注意が必要です。