自宅兼職場として賃貸物件を借りる場合
2019年03月29日
自宅としてだけでなく、自宅と職場を兼用するために、賃貸物件を借りる方もいます。
では自宅兼職場として賃貸物件を借りる場合には、一体どんな利点と欠点があるのでしょうか?
これから自宅と職場を兼用するために賃貸物件を探すという方には、必ず目を通して頂きたいと思います。
○自宅兼職場として賃貸物件を借りる利点は?
自宅兼職場として賃貸物件を借りる利点には、主に以下のことが挙げられます。
1.コストが削減できる
自宅兼職場として賃貸物件を借りる利点は、何と言っても入居のコストを削減できるという点です。
通常、自宅と職場は別々の賃貸物件を借りるのが一般的なため、自宅兼職場として賃貸物件を借りれば、単純計算でもコストを半分にすることができます。
また入居する際のコストだけでなく、賃料や水道光熱費などのランニングコストも削減できます。
2.通勤時間がない
自宅兼職場として賃貸物件を借りる利点には、通勤時間がないという利点もあります。
朝起きてすぐに仕事を始めることも可能で、仕事が終われば帰宅する必要もないので、非常に時間を有効活用できます。
3.子どもの面倒が見やすい
自宅兼職場として賃貸物件を借りれば、仕事の合間に子どもの面倒を見ることもできます。
したがって、仕事と育児をしっかり両立したいという方にとってはおすすめです。
もちろん育児だけでなく、仕事を滞りなく終わらせることができれば、家事などに費やせる時間も長くなります。
4.好きな時間に仕事ができる
自宅兼職場として賃貸物件を借りることによって、好きな時間に仕事ができるという利点も生まれます。
したがって、早朝から仕事を始めてお昼過ぎに終わらせたり、夕方から深夜まで仕事をして、日中は好きな時間に充てたりすることも可能性です。
また忘れていた仕事を思い出したときでも、明日に持ち越すことなくその場ですぐに対応できます。
○自宅兼職場として賃貸物件を借りる欠点は?
一方、自宅兼職場として賃貸物件を借りる場合には、どんな欠点が挙げられるのでしょうか?
主な欠点は以下の通りです。
1.仕事とプライベートをハッキリさせづらい
自宅兼職場として賃貸物件を借りる欠点には、仕事とプライベートをハッキリさせづらいという点が挙げられます。
好きな時間に仕事ができる状況は、言い換えれば仕事から離れにくい状況でもあります。
なかなか集中できずに仕事が遅れたり、生活習慣が乱れてしまったりする可能性があるので、自分自身で仕事のルールを決めて、しっかりそのルールを守らなければいけません。
2.プライバシーが守られない場合がある
自宅兼職場として賃貸物件を借りる場合、プライバシーが守られない場合があります。
フリーランスの方であれば、自宅兼職場として賃貸物件を使用するのは自分1人のため、特に問題はありません。
ただ複数の従業員が使用する職場と自宅を兼用する場合、その賃貸物件における入居者のプライバシーが守られにくくなります。
また自分以外の人物が使用する場合、気を遣うことで気疲れしてしまうことも考えられます。
3.取引先などの信頼性が下がる
これも、複数の従業員が使用する職場と自宅を兼用する場合の話ですが、自宅とは別の場所に職場を構えている方が、取引先などの信頼性が上がる傾向にあります。
複数の従業員が使用する職場と自宅を兼用していると、“職場を別の場所に構える余裕がない企業”と思われてしまうためです。
○まとめ
自宅兼職場として賃貸物件を借りる場合の利点、欠点を解説しました。
結論をまとめると、フリーランスの方で仕事のメリハリが付けられる方以外は、自宅兼職場として賃貸物件を借りるべきではないということになります。
複数の従業員が使用する職場と自宅を兼用する場合、コストを削減できるのは確かに魅力的ですが、入居者にとっても使用する従業員にとっても、あまり心地良い環境にはならないことが予想されます。