遠隔地の賃貸物件と都会の賃貸物件について
2019年03月22日
賃貸物件があるエリアは、大きく遠隔地と都会の2つに分かれます。
今回解説するのは、遠隔地の賃貸物件における利点と欠点、そして都会の賃貸物件における利点と欠点です。
それぞれの利点と欠点を考慮しながら、自分に最適な賃貸物件のエリアを選びましょう。
○遠隔地の賃貸物件における利点と欠点
まずは、遠隔地の賃貸物件における利点と欠点について解説します。
利点
1.コストが安い
遠隔地の賃貸物件における利点は、なんと言ってもすべてにおいてコストが安いことです。
入居費用や賃料はもちろんのこと、遠隔地の賃貸物件で生活すれば、生活費や固定費も安く抑えられる可能性が高いです。
2.閑静な環境
遠隔地の賃貸物件には、都会の賃貸物件にはない閑静な環境があります。
夜にはまったく物音がしなくなるエリアもあるため、騒音に悩まされずに生活したい方にはおすすめです。
欠点
1.アクセス環境が悪い
遠隔地の賃貸物件における欠点としては、第一にアクセス環境の悪さが挙げられます。
エリアによっては周辺に駅が存在せず、バス停があったとしても数時間に1本程度しかバスが来ない場合があります。
また終電を逃してしまうとタクシーを拾うのが難しく、その場合は徒歩で帰宅するか、そのまま駅の周辺施設で一夜を明かさなければいけません。
自家用車があればある程度この欠点は気にならなくなりますが、自家用車を購入・所有するにはコストがかかるため、“コストが安い”という遠隔地の賃貸物件における最大の魅力が薄れてしまいます。
2.害虫が多い
遠隔地の賃貸物件は、自然環境が豊かな場所にあることが多い反面、ハチやムカデなどの害虫が発生しやすいです。
このような害虫への対策を取らなければいけないというのは、都会の賃貸物件にはない欠点でしょう。
○都会の賃貸物件における利点と欠点
ではここからは、都会の賃貸物件における利点と欠点について見ていきましょう。
利点
1.アクセス環境が良い
都会の賃貸物件はアクセス環境が良いため、行きたいところにすぐに行くことができます。
また都会には駅が多いため、たとえ駅のすぐ近くの賃貸物件でなくても、最寄り駅まで数十分歩かなければいけないというケースは少ないでしょう。
2.利用できるサービスが多い
都会にはショッピング施設やレジャー施設などが多くあり、都心部ともなると基本的に利用できないサービスはほとんどありません。
生活に必要なものはほとんど賃貸物件の近くで揃えることができる上に、深夜まで営業している店舗が多いのも魅力です。
欠点
1.コストが高い
都会の賃貸物件に住む場合、入居費用や賃料、生活費や固定費など、すべての費用が遠隔地の賃貸物件より高くなることが予想されます。
まったく同じ間取りであっても、都会の賃貸物件の賃料が遠隔地の2~3倍になるというのはよくあることです。
また都会は物価も高いため、食費や駐車場代などのコストもかかりやすいと言えます。
2.騒音が大きい
都会の賃貸物件には、騒音が大きいという欠点もあります。
深夜まで営業している店舗が多かったり、駅が近かったりして便利な分、人の気配や話す声は聞こえやすい環境だと言えます。
また都会では、大規模な商業施設やタワーマンションなどの工事もよく行われるため、朝から晩まで工事の騒音が鳴り響くこともあります。
したがって人よりも騒音に敏感だという方は、都会の賃貸物件に住むべきではないと言えるでしょう。
○まとめ
遠隔地の賃貸物件における利点と欠点、都会の賃貸物件における利点と欠点について解説しました。
どちらを選択するかは、自分が賃貸物件に何を求めているのかによって変わってきます。
また自身が学生なのか社会人なのか、はたまた高齢者なのかによっても、適したエリアは異なるでしょう。
確実に言えることは、今回解説したそれぞれの利点と欠点を把握していなければ、賃貸物件探しは始まらないということです。