【店舗管理会社】入居者が音信不通になった

2023年02月28日

音信不通

店舗のテナントにおいて、稀に入居者が音信不通になってしまうことがあります。
例えば、何かしらの事件に巻き込まれた場合や、賃料・借金などが支払えなくなり、夜逃げした場合などです。
では、店舗管理会社は、入居者が音信不通になった場合、どのように対処すれば良いのでしょうか?
詳しく解説します。

 

まずは保証人等に連絡しよう

 

店舗管理会社は、入居者が音信不通になった場合、まずは保証人や緊急連作先の番号に連絡しましょう。
一般的に、入居者の連帯保証人は親や兄弟など2親等以内の親族か、叔父や叔母など3親等以内の親族です。
このような親族であれば、入居者の近況を知っている可能性が高いですし、連絡も取りやすいため、なるべく早く連絡することをおすすめします。
また、このとき気を付けたいのが、「音信不通になってしまった」ということを伝えないことです。
こちらの内容を伝えてしまうと、保証人や緊急連絡先の方の警戒心が強くなり、連絡が付いているにも関わらず教えてもらえないかもしれません。
そのため、「ご本人様に直接確認させていただきたいことがあるのですが、ご連絡いただけますでしょうか?」といった風に伝えるのがベストです。

 

それでもわからない場合は警察に相談を

 

保証人や緊急連絡先に連絡しても、入居者の所在がわからないという場合は、捜索願が出されていないかどうか確認しましょう。
無論、先ほども触れたように、保証人の多くは親族であるため、保証人が把握していない時点で、捜索願は出されていない可能性が高いです。
また、ここまで手を打ってもまだ所在がわからない場合は、警察に相談し、同行の上室内の確認を行います。
警察に同行してもらう目的は、まず住居侵入という形になるのを防ぐことと、入居者が倒れていた場合などに、その場で対応してもらうことです。

 

入居者が音信不通になるのを防ぐには?

 

入居者が音信不通になるのを防ぐには、店舗管理会社が各店舗の状況を定期的にチェックすることが大事です。
例えば、ポストにチラシなどが溜まっていたり、電気やガスのメーターが止まっていたり、賃料の滞納が発生し始めたりしている場合は、黄色信号だと考えて良いでしょう。
また、このような状況の店舗に関しては、安否確認という名目で一度連絡しておくことをおすすめします。
ちなみに、もし入居者の賃料滞納が発覚しても、無理やり回収しようとしてはいけません。
その行動が入居者を音信不通にさせたり、最悪自殺に追い込む引き金になってしまったりするからです。
なるべく親身に相談に乗ってあげましょう。

 

入居審査で良い入居者を見極めるのもポイント

 

店舗のテナントにおける入居審査は、基本的に店舗管理会社が行います。
そのため、店舗管理会社は、急に音信不通になるなどの問題を起こさないと判断できる、優良な入居者を見極めなければいけません。
もちろん、どのような入居者であっても音信不通になる可能性はゼロではありませんが、オーナーのことを考えても、できる限りそのリスクは減らしておくべきです。

 

優良な入居者の特徴について

 

店舗管理会社が選ぶべき優良な入居者の特徴としては、まず、賃料と実績が釣り合っているということが挙げられます。
初めて店舗をオープンさせるにも関わらず、一等地のテナントを賃貸しようとするような入居者は、資金繰りが厳しくなり、音信普通になってしまうリスクが高いと言えます。
また、クレジットカードなどの滞納履歴がないということも、店舗管理会社が選ぶべき優良な入居者の特徴と言えます。
クレジットカードでは、引き落としがされなかった場合の滞納履歴が残ります。
クレジットカードの滞納履歴があるということは、支払い能力が低い人物と評価することができ、このような入居者は賃料滞納や音信不通のリスクが高くなります。
そして、マナーや態度が良い入居者も、優良である可能性が高いと言えます。
これまで店舗を経営してきた実績があり、なおかつクレジットカードなどの滞納履歴がない方であっても、店舗管理会社やオーナーの元に訪れた際のマナー、態度が悪い場合、今後音信不通などのトラブルを引き起こす可能性は高いと判断できます。
その他、店舗管理会社が入居者を見る際に必ずチェックしたいのが、事業計画書の内容です。
どれだけ魅力的な店舗に見えても、継続的に経営する意思や計画性がなければ、店舗管理会社としては簡単にテナントを貸し出すことはできません。
そのため、事業計画書の内容が明確で、いつまでにどれくらいの利益を出せる計算なのか、しっかり算出できている入居者は、信頼に足る存在だと言えます。

 

まとめ

 

ここまで、店舗管理会社における、入居者が音信不通になったときの対処法を中心に解説しましたが、いかがでしたでしょうか?
音信不通によるトラブルを防ぐためには、緊急時の対応方法、優れた入居者の選び方を知っておく必要があります。
また、なかなか店舗を決めることができないというのであれば、一度当社エムズリビングに相談してください。
可能な限り、スピーディーな成約をサポートさせていただきます。