フェイスシールドのメリット・デメリット

2020年10月28日

フェイスシールド

新型コロナウイルスの飛沫感染を防止するため、従業員にマスクの着用を義務付けているという飲食店は多いでしょう。
また、近年はマスクだけでなく、“フェイスシールド”を採用する飲食店も増加しています。
ここからは、飲食店がフェイスシールドを導入することのメリット・デメリットを中心に解説します。

 

 

〇フェイスシールド導入のメリット

 

飲食店がフェイスシールドを導入するメリットには、主に以下のことが挙げられます。

 

・呼吸が楽
フェイスシールドのメリットといえば、なんと言っても“呼吸が楽”という点です。
フェイスシールドは、プラスチックなどでできたシートで飛沫感染を防ぐものですが、マスクのようにシート部分が口・鼻と密着しないため、息苦しさがありません。

 

・蒸れにくい
フェイスシールドのメリットとしては、“蒸れにくい”という点も挙げられます。
これも、マスクのように鼻・口に密着していないことが理由です。
特に、飲食店の厨房は季節に関係なく暑いことが多いですから、これは大きなメリットだと言えます。

 

・メイクが崩れにくい
“メイクが崩れにくい”というのも、フェイスシールドのメリットの1つです。
女性の従業員は、汗などによるメイク崩れが気になるかと思いますが、フェイスシールドはマスクよりも顔に汗をかきにくいため、その心配は少ないです。

 

〇フェイスシールド導入のデメリット

 

一方で、飲食店におけるフェイスシールドの導入には、以下のようなデメリットもあります。

 

・左右からの飛沫に弱い
フェイスシールドは、マスクと違って顔に密着しているわけではありません。
また、構造上左右に隙間があることが多く、そこからの飛沫にはあまり対応できないというデメリットがあります。

 

・髪型が崩れやすい
フェイスシールドの多くは、髪の毛の上から被るように装着します。
そのため、髪型が崩れやすくなり、飲食店の従業員は清潔なイメージを保ちづらくなるかもしれません。

 

・フェイスシールドの選び方について
フェイスシールドと一口にいっても、その特徴は商品によって微妙に異なります。
飲食店が導入するのであれば、以下の3点に注目して商品を選びましょう。

 

・曇り止め加工が施されているか
フェイスシールドは、息苦しさを感じることなく呼吸できますが、商品によっては、息によってシート部分が曇ってしまうこともあります。
そのため、飲食店が導入する場合は、必ずシートの曇り止め加工が施されているかをチェックしましょう。
もし、頻繁に曇ってしまうようであれば、業務に支障が出てしまいます。

 

・顔全体をしっかり覆っているか
フェイスシールドのサイズは商品によって異なりますが、あまりにも小さいものはコロナ感染対策としての効果が薄いため、注意しましょう。

 

・装着しやすいものであるかどうか

一般的なフェイスシールドは、頭からスッポリ被るように装着し、後頭部で固定しますが、他にもさまざまな装着方法が存在します。
例えば、頭ではなくメガネのフレーム部分に装着できるものや、タオルやバンダナなどで頭に固定して装着するものなどがあります。
よって、どのタイプが一番適しているのかを模索し、場合によっては従業員ごとに異なるタイプのフェイスシールドを導入することも考えなければいけません。
ちなみに、ユニフォームとして帽子を着用しているという飲食店では、帽子とフェイスシールドが一体化されたタイプなども導入できます。


〇まとめ

 

ここまで、飲食店におけるフェイスシールド導入のメリットやデメリット、選び方について解説しましたが、いかがでしたでしょうか?
フェイスシールドをコロナ対策の一環として採り入れることで、飲食店で感染者が出る可能性は下がりますし、来客の評価も高くなります。
もちろん、コストはかかりますが、安価なものはマスクと同程度の価格で購入できるため、ぜひ導入を検討しましょう。