ドライブスルーを導入すべき飲食店について
2020年10月26日
新型コロナウイルスの感染拡大により、飲食店が実施するサービスは多様化しています。
また、ここ最近は、飲食店のコロナ対策として“ドライブスルー”が注目を集めています。
今回は、ドライブスルーのメリットや、ドライブスルーを導入すべき飲食店の形態ついて解説していきたいと思います。
〇ドライブスルーの概要
まずは、改めてドライブスルーの概要をおさらいしておきましょう。
車に乗ったまま、商品のオーダーから受け渡しまで完了させられるサービスをドライブスルーといいます。
一般的には、飲食店での利用実態が広く知られていますが、実際は銀行窓口(ATM)やクリーニング店、調剤薬局など広い応用範囲を誇っています。
また、冒頭で少し触れたように、新型コロナウイルスが流行している昨今は、さまざまな業種で急速に導入が拡大しています。
〇ドライブスルーのメリット
ドライブスルーのメリットといえば、なんといっても気軽に利用できるということが挙げられます。
わざわざ車を駐車して、店内に入っていく必要がありませんからね。
また、ドライブスルーを導入すれば、飲食店のスタッフと来客が接触する機会は少なくなります。
双方が接触するのは、会計時と商品受け渡し時の一瞬のみであり、来客には車の中で出来上がりを待ってもらうわけですから、コロナ感染リスクは大幅に軽減できます。
〇ドライブスルーを導入すべき飲食店の形態は?
ドライブスルーを導入している飲食店の形態といえば、真っ先に思い浮かぶのは“ファストフード店”でしょう。
ただ、実際は導入すべき形態が数多くあります。
具体的には以下の通りです。
・カフェ
ドライブスルーを導入すべき飲食店の形態としては、まず“カフェ”が挙げられます。
カフェではファストフード店と同じようなメニューを提供していることも多く、ドライブスルーとの相性は非常に良いと言えます。
実際、大手カフェチェーンである“スターバックス”では、全国約240店舗でドライブスルーを導入しています。
・丼専門店
ドライブスルーを導入すべき飲食店の形態としては、“丼専門店”も挙げられます。
丼は、ファストフードと違って車で食べられるケースは少ないですが、決してこぼれやすいものではないため、ある程度ドライブスルーでも購入してもらえるでしょう。
実際、大手牛丼チェーンの“吉野家”や“すき家”、“松屋”などでも、積極的に導入されています。
・寿司屋
ドライブスルーを導入すべき飲食店の形態としては、“寿司屋”も挙げられます。
こちらも丼同様、こぼれやすいものではなく、好んで食べる方も多いため、売上が落ち込んでいる店舗は、ドライブスルーでも提供するべきです。
ちなみに、大手チェーンでいうと、“はま寿司”が全国約190店舗でドライブスルーを導入しています。
・カレー専門店
“カレー専門店”も、ドライブスルーを導入すべき飲食店の形態の1つです。
実際、カレー専門店としてNo.1の知名度を誇る“CoCo壱番屋”は、全国約180店舗がドライブスルーに対応しています。
〇“ドライブスルー専門店”という選択肢も
例えば、交通量の多いロードサイドにある飲食店などは、“ドライブスルー専門店”として経営するのも面白いかもしれません。
具体的には、店内に一切飲食スペースを設けず、ドライブスルーでのみメニューを提供するという形態です。
また、その場で飲食をしたい方に向けて、駐車場を何台か設置しておくというのも良いでしょう。
〇まとめ
ここまで、ドライブスルーのメリット、ドライブスルーを導入すべき飲食店の形態について解説してきました。
これまであまり考えたことがなかったという飲食店のオーナーは、この機会にぜひドライブスルー導入を検討してみましょう。
最近は、モバイルオーダーでドライブスルーを簡単に導入できるサービスなども登場していますから、お試し感覚で採り入れてみるのもアリかと思います。