飲食店のコロナ対策チェックリスト
2020年08月21日
現時点で、まったくコロナ対策を取っていないという飲食店はほとんどないでしょう。
ただ、取らなければいけない対策は多岐に渡るため、ところどころ抜けているという飲食店はあるかもしれません。
今回は、飲食店のコロナ対策チェックリストを作成しましたので、すべてに該当できるように心掛けましょう。
①飲食店の基本的なコロナ対策のチェックリスト
・人との間隔はできるだけ2m(最低1m)空けている
・会話をするときはなるべく真正面を避けている
・症状がなくても、スタッフにマスクの着用を求めている
・手洗いは30秒程度かけ、水と石鹸で丁寧に行うことをスタッフに徹底させている
・3つの密(密集、密接、密閉)を回避する行動について全員に周知し、徹底を求めている
・咳エチケットを全員に周知し、徹底を求めている
・こまめな換気について全員に周知し、徹底を求めている
・出勤前に体温を確認するよう全員に周知し、徹底を求めている
・出勤時、スタッフの日々の体調を確認している
・スタッフの疲労が蓄積しないように配慮している
・十分な栄養摂取、睡眠の確保について全員に周知し、意識するよう求めている
・国、地方自治体等のホームページ等を通じて最新の情報を収集している
この中で特に意識してもらいたいのは、“スタッフの疲労への配慮”です。
飲食店は今正念場を迎えていますが、テイクアウトやデリバリー等サービスの範囲を広げることで、スタッフの疲労が蓄積し、コロナ感染リスクが高まらないように注意しましょう。
②飲食店の具体的なコロナ対策のチェックリスト
・店舗の建物が“建築物衛生法令”の空気環境の基準を満たしている
・1時間に2回程度、窓を全開にしている
・ローテーション勤務を推進している
・時差通勤や自転車通勤、自家用車通勤などを活用している
・ミーティング等を行う場合は、人と人との間隔をできるだけ開け、真正面での発言を避けている
・接客時、人と人が対面する場所には、アクリル板や透明ビニールシートを設置している
・物品や備品等については、複数人での共有をできる限り避けるようにしている
・スタッフや来客が触れることがある物品、備品等については、こまめに消毒している
・こまめにトイレの清拭消毒を行っている
・トイレのフタを閉めて、汚物を流すように表示している
・トイレにペーパータオルを設置している
・ハンドドライヤーの使用を禁止している
・鼻水・唾液等が付いたゴミは、ビニール袋に入れて密閉して縛っている
・ゴミを回収するスタッフは、マスクや手袋を着用するよう徹底している
・休憩スペースの利用人数を制限している
・大声での会話が行われないよう、BGMや機械の効果音等を最低限に調整している
・大皿での取り分けによる料理提供を自粛している
・適度な量を超えた飲酒を来客に励行させている
・お酌、グラスの回し飲みを避けるよう、来客に促している
・入口および店舗内に手指消毒用設備を設置している
・ユニフォームや衣服はこまめに洗濯している
ご覧の通り、飲食店における具体的なコロナ対策は非常に多いです。
中でも、スタッフに向けた対策として意識してもらいたいのは、“ゴミの捨て方”です。
多少面倒には感じるかもしれませんが、ゴミ捨て時にはマスクと手袋を着用し、その後手洗いと手指消毒を徹底させなければいけません。
また、来客に向けたコロナ対策としては、やはり“BGM、機械の効果音の音量調整”を忘れないでいただきたいですね。
アルコールを提供する飲食店では特に、どうしても大声での会話が見られやすくなるため、指摘できるような体制を整えておくことが重要です。
〇まとめ
今回記載させていただいた飲食店のチェックリストの項目のうち、1つも抜けている対策がないという飲食店は、非常に優秀です。
逆に、まだ徹底されていないところがある飲食店は、経営者あるいは代表者の方だけでなく、スタッフと来客にもコロナ対策を徹底してもらえるよう、根気強く呼びかけていくことが大事になってくるでしょう。