店舗物件をチェックする際に用意したいもの

2019年06月12日

チェック

気になる店舗物件が見つかった後は、必ずその店舗物件に直接足を運び、内装や設備状況、外観などをチェックします。
今回はそんな店舗物件のチェックをするにあたって、用意しておきたいものについて解説します。
また必ずチェックしてほしい箇所についても、併せて解説します。


○店舗物件をチェックする際には何を用意すればいい?


店舗物件に直接足を運ぶ目的は、当然その目でどんな店舗物件なのかを確かめることです。
ただその店舗物件の情報を正しく得るためには、いくつかのアイテムを用意する必要があります。
以下のものは、店舗物件をチェックする際に必ず持参しましょう。

 

・ノート、筆記用具
メモではなく、大きめのノートと筆記用具を用意しましょう。
大きめのノートを用意する理由は、店舗物件の見取り図などを記載する場合、メモではサイズが小さいためです。
またその見取り図に、気付いたことは何でもメモしておきましょう。

 

・カメラもしくはスマートフォン
カメラ、もしくはスマートフォン、カメラ付きの携帯電話も必要不可欠です。
実際に足を運んで店舗物件をチェックしたとしても、チェックが終わった後に“あの箇所もチェックすべきだった”と後悔する方は多いです。
したがって、後でゆっくり店舗物件をチェックし、情報をまとめることができるように、できる限り店舗物件の内装や設備状況、外観などは写真に収めておきましょう。
客席はもちろんのこと、調理場や空調、トイレや収納スペースなどは必ず写真に収めておきます。
また可能であれば、店舗物件の外に回って、ダクトや室外機、給湯器などの写真も撮っておくべきです。

 

・メジャー
店舗物件におけるさまざまな寸法を測るためには、メジャーが必要不可欠です。
その場で寸法を図っておけば、店舗の開業に向けてよりスムーズに行動することができます。
またその場で書いた見取り図に、どの部分の寸法がどれくらいなのかを記載しておけば、より今後に活かせるでしょう。

 

・ライト
スケルトン物件の場合、照明が付いていないことも考えられます。
したがって、できれば大きめのサイズのライトも用意しておきましょう。
スマートフォンのライトは、それほど広範囲を照らすことができないため、あまりおすすめできません。

 

○店舗物件における必ずチェックすべき箇所とは?


店舗物件に足を運ぶ場合、以下の点は必ずチェックしましょう。

 

・排気ダクト、グリストラップ、空調
居抜き物件の場合、排気ダクトや空調のパワーが弱かったり、グリストラップがうまく機能していなかったりすることが原因で、結局大規模な工事をしなければいけないというケースは多いため、計画を狂わせないためにも、これらの点は必ずチェックしておきましょう。

 

・調理場、水回り(居抜きの場合)
居抜きの店舗物件の場合、まだその物件に前入居者がいる状態でチェックしなければいけないこともあります。
そのときは、調理場、水回りをじっくりチェックできない可能性があるため、設備の年式や型番だけカメラに収めるようにしましょう。
そうすることで、後からそのまま使用するべきなのか、売却するべきなのかなどを判断しやすくなります。

 

・店舗物件の外側
店舗物件の外側にあるダクトや室外機、給湯器はもちろん、外壁や窓の劣化状況や、害虫が入ってきそうな穴のチェックも忘れずに行いましょう。
もしチェックを怠ると、開業が遅れてしまったり、開業直後の経営に影響が出たりする可能性があります。

 

○まとめ


店舗物件をチェックする際に用意したいもの、そして忘れずチェックしておきたい箇所について解説しました。
必要なアイテムが揃っていなければ、目でしっかり店舗物件をチェックできたとしても、後々困ることになる可能性は高いです。
またチェックすべき箇所をチェックできていない場合も、後々後悔することになる可能性は高いので、注意が必要です。